30歳でアルコール性肝炎になって仕事を辞めました。

30歳でアルコール性肝炎になって仕事を辞めた男性の体験談

私は現在35歳で新しい仕事と新しい人生を頑張っています。

 

私は30歳の若さでアルコール性肝炎を患い、それまで働いていた会社を辞めざるを得ない状況にまでなってしまいした。

 

 

今は、病気も完治して新しい仕事に就いて、人生やり直して頑張っています。私の経験が同じような境遇に陥ってしまった方の参考になればと思います。

 

 

私は、病気になるまで、ほとんど毎日のように友達と飲みに行っていました。

 

友達と飲みに行かない日でも、自宅で一人でお酒を飲むほど、お酒が大好きでした。一年間のうち360日は飲んでいたのではないでしょうか。

 

しかも、毎日軽く程度ならいいのですが、飲み始めると止まらず泥酔することも良くありました。

 

 

私がお酒を飲み始めたのは、高校生の頃からです。初めのうちは、ぜんぜんおいしくも感じませんでしたが、その場のノリでとりあえず飲んでいました。

 

その頃は高校生ですし、それほど量も飲みませんし、飲むことも月に一回あるかなっていうくらいです。

 

 

いつ頃からお酒の量が増え始めたのか考えると、働き始めた20代前半くらいからですかね。

 

仕事のストレスというよりは、お酒の味も美味しく感じるようになり、友達と飲んでいる時間が楽しかったり、酔っぱらうことが気持ち良く感じられるようになってきたからです。

 

その頃、まだ『お酒が飲みたい』という衝動がおさえられないとかそういうことはありませんでしたが、飲みに行く機会は次第に増えていきました。

 

 

20代後半になると、『今日も仕事頑張ったー』と一人でも飲むようになり、一度の飲酒量もかなり増えていたと思います。

 

アルコールが切れたら手が震える、イライラするということはありませんが、その頃からほぼ毎日飲むようになっていました。

 

お酒を飲み過ぎて寝坊し、仕事に遅刻したことも何度かあります。

 

 

そして、30歳になった年、少しずつ体調に変化が出てきます。アル中になっていたのかは分かりませんが、少なくても当時はそんな自覚はありませんでした。

 

アル中予備軍といったところでしょうか。

 

 

次第に食欲が無くなってきて、何か考えているような考えていないようなボーっとした状態が続きました。仕舞いには毎日のように体がだるく強い倦怠感に襲われました。

 

仕事をしなくてはいけないのに起きている時間がボーっと無気力な状態になり、ひどい時には仕事にも行けないような状況です。

 

やがて無気力感が何日も続くようになり、仕事を無断で休んで怒られるようになりました。それでも当時はお酒を止めることはありませんでした。

 

会社の上司は私の状態を察していましたし、私と話しても埒が明かないと思ったのでしょう。

 

家族と相談して休職するようにと話をしにきました。当時その話を聞いた母親が会社の人の前で泣いていたのをいまでもハッキリと覚えています。

 

流石に母親が泣く姿をみて私は我に返りました。何をやっているんだろうと自分を強く責めました

 

家族からは飲み過ぎないようにとずっと言われていたのですが、そのような状況になって初めて『このままではいけない』と強く思えるようになったのです。

 

 

実際はお酒を止めれば全てが解決することは分かっていましたが、止めることはそんなに簡単ではありませんでした。自分一人でお酒を止めるぞと決意してもその数時間後にはお酒の誘惑に負けてしまうのです。

 

 

自分ひとりでは解決できないと感じ家族に手伝ってもらって病院へいくことにしました。病院での診察を受けた結果、「アルコール性肝炎」と診断を受けたのです。

 

その時医者から言われたのが『このままじゃ、死ぬよ』の一言です…かなりの衝撃を受けました。

 

診断を受けたまもなく結局会社をクビになったのですが、そんなことはどうでもよくなるくらいの恐怖がありました。死というモノをこれまで感じたことのないくらいリアルに感じとれてしまうからです。

 

まだ30代、死にたくない!と思った私は、それから医師の手を借り禁酒を続け、3年かけてなんとか病気を治すことが出来ました。

 

 

 

今は肝臓の状態も回復して全くお酒を飲まない生活を送っています。たまに飲みたくなることはありますが、一度飲むと堰を切ったように昔の生活に戻ってしまうような気がして怖くて飲めないのです。

 

お酒を飲みたくなってもグッと我慢して普段の生活を楽しんでいます。

 

 

健康になった今にして思えば、お酒を飲んでいた頃はそれほど毎日楽しめていなかったと思います。お酒以外の楽しみを手放してしまっていましたから。

 

やはり健康あっての楽しい人生だと今は強く実感しています。

 

 

たけこ 男性 30代後半